第四弾『奇妙な羽衣伝説』は、幻冬舎Rからハードカバーで上梓になりました。
「奇妙な〜」シリーズは、第一弾『奇妙な喫茶店』、第二弾『奇妙な猫たち』、幻冬舎ルネッサンス刊で、第三弾『奇妙な受精卵』と上梓して参りました。特に生殖医療を題材にした第三弾『奇妙な受精卵』は、女性向きミステリーですが、一部評論家からホラーのジャンルを切り開く作品となったと過分な評を戴きました。
この度の第四弾『奇妙な羽衣伝説』は、600枚の書下ろし本格的長編ミステリーです。
本作品のモティーフについては先ず、「望郷の音色-U』をご笑覧下さい。資料調査と取材で2ケ月を費やし、本年二月執筆開始、五月末略脱稿、六月版元に最終稿搬入しました。幻冬舎Rより10月上梓される全国配本ミステリーバージョンは、お近くの紀伊国屋系列の書店およびネットでご購読戴きたく存じます。
物語は、ある人物の遺体が、余呉湖羽衣掛け柳の畔に漂うミステリアスな光景から始まります。謎の華僑人が中華航空機で降り立ち、新宿歌舞伎町に滞在する導入部で先ず舞台が整います。
運命の糸に操られて来日のマック蘭星。日本の伝統文化、琵琶に魅せられて師匠となる。邦楽弦つくりの名人と出逢い、天蚕繭から引いた糸を張った平家琵琶で演奏する愛蘭人の琵琶法師マック蘭星
衛星放送BS11TV(イレブン)(H20,7.22)
「大人の自由時間」司会の阿川佐和子により
京極夏彦の著書と共に番組中に紹介される
天蚕の繭