同人誌との係わり

 
 少年時代の最も多感な時期に、高校文芸部仲間と
えぞうぷ(=イソップ)』同人誌を創刊しました。
文集に毛が生えた程度の同人誌だったにも拘らず、駒田信二の同人誌批評欄がある当時の「文学界」に送りました。怖いもの知らずで同人誌との係わりはこれが最初す。京都大学進学の
『えぞうぷ』の元仲間から、懸賞小説の報を受け応募した作品が「雪」でした。未だ今日の華やかな各種文学賞が皆無の時代で、昭和37年の初入選を機に、一念発起して大学仲間と同人誌『胎動』を刊行、会社就職2年目には松本の同人誌『屋上』に作品を発表。同人誌との係わりはこれを最後に、以後会社定年まで小説とは無縁で一路ひたすら技術開発畑を歩んで参りました。 

 亡母天袋戸棚で、見つけた古ぼけたダンボール箱の中のものは、たなか踏基の書き溜めた創作ノート・原稿類・手紙や古新聞の束 そしてこの同人誌『胎動』『屋上』数冊、他知人から寄贈の雑誌や書籍が混じっていました。
 でも、高校時代に創刊の同人誌
『えぞうぷ』は残念ながら中々見つかりませんでしたが・・・

 
過日、『えぞうぷ』の元同人のアンクルさんが長野の自宅で見つけてくれましたので表紙を掲載します。
 

松本の同人誌「屋上」 13号(1967)

●第76号まで発行(主宰:藤岡改造)済み  
信州文芸協会内でも最古参格の同人誌
●国際的前衛画家の
本出身の草間弥生
無名時代に描いた挿絵カットが載っています

大学時代の同人誌「胎動」
学友会系の雑誌で第2号で廃刊になりました
 
         

(マウスで画像に軽く触れて下さい)

京大新聞社の入選作品「雪」
新大工学部寮誌に転載されました

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高校時代の 同人誌「えぞうぷ」

●創刊号は、卒業2年後(1962)でした 
40数年前の記憶で?・・・表紙同窓の久保田喜正で、
当時同人に名を連ねたのは6名で、未だに復刊果たせず・・・。

→「執筆随想録-Vえぞうぷ復刊」

復刊予定だったWEB同人誌「えぞうぷ」