横浜を象徴するご当地ソングと言えば、
まず五木ひろし『横浜たそがれ』と石田あゆみ『ブルーライト横浜』を思い出します。
異国情緒を感じさせる暮色 幻想的な夜景、出入りの外国船 飛交う鴎、美しい丘の上の公園、そうした光景を見下ろせるホテル この曲でも歌われているように、港町の象徴を盛り込んだ詞と切ないメロディーが印象的です。
その他横浜のご当地ソングとして思い出す唄は
・ 平野愛子『港が見える丘』
・ 岡 晴夫『港ヨコハマ花売娘』
・ 美空ひばり『ヨコハマ物語』『浜っ子マドロス』『悲しき口笛』
・ 都 はるみ『ヨコハマ・ブルース』
・ 石原裕次郎『サヨナラヨコハマ』
・ 青江三奈『伊勢佐木町ブルース』
他数多くの横浜テーマの歌があります。
「贋大人」は「横濱-JAZZ Age」に改題,
別途「慎次郎深夜の彷徨」ご覧下さい
● 『横濱-JAZZ Age』は、濱の非行少年上がりのJAZZmenの青春群像を描きました。
リメイクと言うよりは殆ど90枚程の書下ろしに近い小説で思い入れの強い中篇となりました。「横濱がJAZZ発祥の地」であるのは論を待たないところです。有隣堂の座談会「ジャズの街・横濱」がそのことを物語っています。横浜公園はつい目と鼻の先、思い出せば7階の仕事場の窓から、暮れなずむ空に観客の居ない横浜球場の赤い外野席が眺められました。 ジャズ随想録「幻の時代「モカンボ・セッション」 参考にして下さい。
●港埼(みよさき)遊廓岩亀楼について
明治9年に我国初の洋式公園(横浜公園の始まり)が造られました。岩亀楼、公園造設の経緯について何れも座談会「横浜公園とスタジアム」で語られています。有吉佐和子の短編小説「亀遊の死」にも描かれています。
岩亀楼の灯篭
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横浜公園の東側に日本庭園が造られ、岩亀楼の灯篭が保存されています
横浜公園のチューリップ
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●大桟橋展望台の3階 目立たない場所に俳句レリーフがあります。
横濱出身の秋元不死男(別名東京三、新興俳句の
旗手西東三鬼の友人)の俳句です。
北欧の船腹垂るる冬鴎 不死男
whirl winter-seagulls yonder
while rest a huge Nordic liner
with her impending wall
of hull , at anchor Tras. Nobue Shimizu
明治錦絵(George S. Bonnコレクション) 歌川芳員画
横浜港崎廓岩亀楼異人遊興座敷之図-(1),(2)
(マウスで画像に軽く触れて下さい)
↑ 慶應大学 HUMIプロジェクト「HUMI(HUmanities Media Interface)」
浮世絵・明治錦絵コレクションよりお借りしました
→本の挿絵